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自分の軸〜内的キャリア〜を知り、自分らしい仕事人生を

はたかちカードについてABOUT HATAKACHI-CARD

「はたかち」って?

活動報告写真

 「はたかち」とは「働く上で大切にしたい、重視したい価値」のことです。自分の軸、あるいは内的キャリアと言い換えてもよいでしょう。
 働くうえで大切にしたい価値は一人ひとり異なっています。同じ仕事をしていても、同じ職場であっても異なっているでしょう。その違いが、同じ仕事をしていても「楽しい」「充実している」と感じる人と、「つまらないなぁ」「早く終わらないかなぁ」と思う人とがいることの理由です。逆に言えば、自分が十している価値が実感できれば、仕事は充実したものになりますし、やりがいを持って働けるということになるでしょう。モチベーションの源といっても良いかもしれません。
 こうした自分の「はたかち」を自分なりの言葉にしてみようというのがこのはたかちカードの目的です。出来合いのカテゴリーの中から選んだり、当てはめてみたりするのではなく、自分なりの、じぶんにとってしっくりくる言葉、表現を探し出してみましょう。


「はたかち」カードの構成

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 はたかちカードは働くうえで大切にしたい価値を文章で記した「価値観カード」20枚と、自分なりの表現をつくるための「言の葉カード」、カードを選ぶために使用する「ラベルカード」の3種類で構成されています。
 20の文章は事前のアンケート調査などによって選択、抽出しています。このプロセスについては2011年の産業カウンセリング学会で発表されています(「キャリアに関するグループ活動におけるカードソート作成の試み−青年期を対象としたグループ『WORK語り合い』の活動から」内田尚宏)。


「はたかち」カードの利用場面

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 はたかちカードはグループワークでの使用を基本前提としています。カードソート方によって自分の重視するカードを3枚選んだ後、それについて5人〜8人のグループで話し合います。このときはたかちカードに習熟したファシリテーターがグループに参加している、より深い自己理解、相互理解が実現されます。
 また、学生だけでなく社会人がこれに加わることで、働くということについての実感をより深めていくことができます。学生にとっては、飾らない、身近な『働く』という現実が語られるので、より具体的なイメージを得ることができることになります。
 一方、社会人にとっては、カードという手がかりを得ることで自分にとって働くということがどのような意味を持っているのか、そこにどんな価値を求めているのかを言語化しやすくなるので、気負わずに本音の自分を確認することができます。
 そこで、カードを使ったグループワークそのものは90分程度で終わりますが、そのあとで、学生と社会人でざっくばらんに話をすることを勧めています。前半でカードを仲介として関係構築ができていますし、テーマについての相互理解もできているので、じっくりと、落ち着いて、語り合うことができるようになります。
 1対1のカウンセリングの場面でも利用できます。グループの場合に見られる相互のやりとりによる自己理解は期待できませんが、相談者がカードの文言を手がかりに自己理解を深めることを支援できます。
 また、カードにはある秘密が隠されています。これもまた自己理解を促進する手がかりとなっているのです。

WORK語り合いプロジェクト

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